蘇州刺繍は中国蘇州市で生まれた、2500年の歴史を持つ中国四大刺繍の一つです。
その精巧さ・配色の細やかさは数多い世界の刺繍の中でも最高レベルと評されています。
蘇州刺繍(蘇綉)は蘇州、松江一帯を中心として広がり配色は格調高く、曲線が強調され刺繍面がやや盛り上がっているのが特徴です。蘇州刺繍は色つやが鮮やかで軽くなめらかな蘇州シルクを原料とし、100色以上の糸が使われ、それぞれの色に70以上のグラデーションを施すことで蘇州刺繍を精巧且つ繊細なものにしています。特徴は卓越した技術を持つ一人の女性職人が、糸と針で一つ一つ縫っていく芸術的な手刺繍であり、最も細い糸は実に髪の毛の10分の1程度とも云われています。この細い糸を用い一本一本縫い上げる精巧なもので、大変手間がかかり高度な技術と経験を要する刺繍技法です。
蘇州刺繍は、元々は二千余年の歴史があるものですが、日本では70年代以降にその刺繍が好まれ、着物や帯に用いられてきました。
京都では現在数件のメーカーが何度も中国蘇州まで足を運び新しい図案の開発などに日々努力をしています。弊店の中国刺繍の着物はこれらのメーカーと独自にタイアップし、長年取り扱いをして参りました。中には弊店でしか取り扱いがない一点ものの商品もございます。
カンボジアやベトナムにも一部刺繍が流れている昨今です。本物の蘇州刺繍を見極めるのは一般の方では分からないほど精巧なものが発売されてまいりました。しかし舶来の生地、染めと刺繍の違いは私どもが見れば一目瞭然です。特にベトナム刺繍が仙頭(スワトー)刺繍として売られているところが後を絶ちません。私どもはメーカーとの太いパイプによって得た正しい知識・確かな品質をきっちりとお客様にお伝えできますよう日々真摯に取り組んでおります。作家着物にも同じことが言えますが掲載品はごく一部です。刺繍の立体感や光沢、仙頭(スワトー)刺繍の精巧さをぜひ手にとってお選び頂けますようお着物は訪問着、留袖、袋帯と常時専門店としての品揃えをさせて頂いております。まずはお買い物の前に、お気軽にこれらの本当の良さをお確かめいただきますようお願い申し上げます。 |